日本OSS推進フォーラムのWebサイトとOSSコースナビの活用

公開日時: 2010-05-24 16:43

2010年5月19日、日本OSS推進フォーラムのWebサイト( http://www.ossforum.jp/ )がリニューアルされ、新ドメインから公開されました。新サイトは、コンテンツ管理システム(CMS:Contents Management System)のOSSであるDrupal( http://drupal.org/ )を利用して実現されています。このサイトには、同フォーラムの様々な発表資料に加え、OSSを学ぶ学習者、教育関係者が活用できる、「OSSコースナビ」が同時発表されています。

日本OSS推進フォーラムの活動

日本OSS推進フォーラム(代表幹事 佐相 秀幸:富士通(株)執行役員副社長)では、OSSという新しいソフトウェアパラダイムを活用することによって「独占の弊害の排除と選択肢の拡大」、「技術革新の促進」、「人材育成」 を実現し、日本の競争力の強化を図ることが目的です。企業間の競争と協調のあり方に留意しつつ、コミュニティとの連携も通じてOSS普及に貢献しています。 また、中国OSS推進連盟、韓国OSS推進フォーラムと共に、北東アジアOSS推進フォーラムを構成し、中国・韓国の民間企業・研究 教育機関と連携体制を築いています。日中韓の政府レベルの連携とも協調しています。 2010年5月から体制を変更し、クラウド部会、クライアント部会を新たに設置して、幅広く活動を行っています。

新Webサイトの特長

新Webサイトは、OSSのCMSであるDrupalを用いて実現されています。Drupalは、PHPで作られたモジュール型のフレームワークで、アメリカ合衆国のホワイトハウス(http://www.whitehouse.gov/) も利用しています。システム管理者は、Webのインターフェースから平易にコンテンツを作成し、公開することができます。また、ブログに止まらず、電子商取引など幅広い応用ができる柔軟なAPIを有することが特長で、OSSのCMSとして人気を博しています。 この新Webサイトには、2004年からのフォーラム活動により発表された全ての資料、コンテンツが移行されています。今後もフォーラム活動の成果がタイムリーに発表されていきます。

OSSコースナビ

このサイトを訪れると、左側に「OSSコースナビ」と書かれたメニューに気がつくと思います。2006年から人材育成部会は、事務局を務めるIPAと連携して「OSS活用モデルカリキュラム」の整備を進めてきました。このOSSコースナビでは、IPAが発表するOSS活用モデルカリキュラムV1の内容をすべてHTMLに展開し、検索や閲覧が容易にできるようにしています。また、世の中にある教科書、参考書や、参考となる発表資料、Webサイト、学習成果を試す技術検定などを登録中で、OSSの学習内容にリンクする形で調べるられるよう整備していきます。

OSS活用モデルカリキュラムには、「OSSの基礎知識」から始まって、ライセンスなどの「法務知識」、「コンピュータアーキテクチャ」や「Linuxシステム管理」「Linuxプログラミング」「OSセキュリティ」など、IT技術者として知っておきたい内容が、すべてOSSをベースとして構成されています。 たとえば、「Linuxシステム管理」を一通り押さえている、と言ったとき、何を持って一通りかというのは、一言で言いにくいものです。どのような知識を学ぶと良いか、という学習ガイダンスが、OSS活用モデルカリキュラムでは基本、応用それぞれ10項目づつ提供されていますので、自習する場合も、網羅して学ぶための参考にすることができます。

さいごに

本サイトの立ち上げには、日本OSS推進フォーラム 人材育成部会のメンバーによる協力が不可欠でした。またOSSの普及のために、OSSモデルカリキュラムの文書を快く提供してくださったIPAにも感謝します。



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